超ちいさなスモーカーで燻製づくり
いつもお世話になっている手作りキットとアウトドアグッズの専門店アウベルクラフトさんから荷物が届いた。
アウベルクラフト創業20周年記念のちいさなスモーカーSDスモーカー1992
燻製作りは昔からやっているので、スモーカーはいくつも使ってきた。
が、こんな小さなサイズのスモーカーは見たことがない。
比較のために組み上げてみてからiPodを並べてみたけど、「ええっ!こんなに小さいの?」 である。
小さいけれど、そこはアウベルクラフト。まぁ、作りの精巧なこと。
送られてきたパッケージをあけるとこんな感じ。
小さな箱の中に、びっしりと部品が詰まっている。
だいたいスモーカーなんてのは、箱から出して簡単に組み上がるものですぐ燻製が作れるもの。 と、思っていた私の考えは打ち砕かれた。
パーツの中に、精密ドライバー(磁化済み)があり、ねじが30個(本体用)。
それも眼鏡に使うような精密なねじが...
ここで気付いた。アウベルクラフトの今回の遊びは、スモーカーを作るところから始まっているのだ。
それから、眼鏡をはずして(はい、老眼ですから)、目をうんとパーツに近づけて工作すること、約1時間...で、無事スモーカー完成。
細かいパーツの組み合わせなんだけど、精巧に作ってあるので、力を入れるところは無く、ただ、正確に組み上げていけば、誰でも作れます。(小さい子供じゃ無理かな?やっぱり大人のおもちゃです)
※私がしびれちゃった工夫については、一番したのおまけ2をご参照ください。
組み上げてしまえば、もうスモーカーです。
実は、昨日のうちにこれだけの食材を用意していました。
さらに、昨晩の残りの焼き鳥(生)を串から外してボイルし、赤ワインと醤油につけて1時間。食材はもう、これで十分。まず、ウズラの卵をボイルし、先ほどの焼き鳥の肉といっしょによく乾燥させます。
食材を乾燥させずに燻製すると、水滴のついたところが酸っぱくなってしまうので、風乾はしっかりしたほうがよいです。(ここがポイントw)
スモークウッドを下の皿にセットして燻製開始。
ちなみに、キットにはあらかじめminiサイズのスモークウッドがセットされていますので、それを2㎝ほどの長さにカットして使います。
通常のスモークウッド(左とminiの比較)
燻製してるところの動画はこんな感じ。
http://gnzo.com/videos/5350
煙の量の調整には、あらかじめ用意されている画鋲のようなマグネットを使用します。
マグネットを使用して、煙穴を閉めたときの動画はこんな感じ。
http://gnzo.com/videos/5351
上から抜ける煙が少なくなって、より強く煙をかけることができます。
そして、出来上がった燻製が、これだ。
ま、肉のほうは食べてみないとよくわからないよね^^;
肉と卵、両方ともしっかり燻製されてました。
今日はたまたま長男が一時下船で帰省すると連絡があったので、晩酌のあてにもう少しいろいろ作ってみます。
まだ、チーズと蒲鉾が丸々残ってるし(^^)
ということで、アウベルクラフト創業20周年記念グッズのミニスモーカーは、結構面白く、かつ、しっかり使えるという結論になりました。
ただ、家族みんなでたくさん燻製を食べたいとか、仲間でわいわいやりたいなんて場合には、普通の大きさのスモーカーを使うことを強くお勧めします。
ちなみに、いつも使ってるSOTOの折り畳みスモーカーとサイズを比べてみました。
このスモーカーは、夜仕事から帰ってきて、お風呂に入る前にちょっと準備して自分だけのつまみを作ってやろうという不良親父や、夜のキャンプでのんびりしてるときに、ちょっとだけつまみを作ろうというシーンには最適です。
ちなみに、今回の燻製作りはキッチンでやりました。
上の写真にある、普通サイズのスモーカーをキッチンで使用すると、火災報知機(煙感知)が作動してしまうのですが、この小さなスモーカー程度なら換気扇を回しておけば大丈夫。
これって、案外重要なポイントかも。
以前住んでいたマンション(1階)の庭でスモークした時は、2階で布団干してた住民の方に偉く怒られたもの(爆)
これなら集合住宅でも、十分スモークが楽しめます。
おまけ
作業中キッチンに入れてもらえなかったんだけど、柵の外で静かにまってたうちのワンコ。
偉いぞ! チャンス(^^)
おまけ2
私がしびれた、このスモーカーの秘密はここだ。
3つ並んだねじのうち、一番下のねじが前のふたを止める蝶番用になっていますが、このねじでふたをねじ止めしているわけではありません。
ねじ込んだ、ねじの頭が、一回り大きく開いている穴の中にすっぽり納まって蝶番の役割をしています。これなら、何度開け閉めしてもねじが緩むことがありません。
すげー、しびれた。
これも、全体が精巧に作られているからこそ、できること。
歪んでいたら、こんな細工はできませんから。
いや、まいったm(__)m
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